【管理職社員が英語を学ぶ目的】
管理職社員が企業で活躍し生き残るには厳しい時代になってきました。多くの企業がコロナ禍になる前から中高年世代に対しての早期退職などのリストラを進めてきました。そしてこのコロナ禍によってこの流れはますます急速に拡大しています。
いわゆるバブル世代と言われる1980年代から1990年代に入社した社員がまさしく対象となっているのです。この世代はおそらく企業で管理職といわれる立場になっているかと思います。そして当時の社会環境では英語の重要性も今ほどありませんでした。したがってこの世代の方のほとんどは英語を苦手にしており実際に使わないでこれたかもしれません。
しかしこれから日本は以前の記事でも紹介した「インバウンドの増加」と「日本企業の衰退と円安」によって大きく変化していきます。どの産業も国内だけでは成り立たなくなるので訪日外国人の需要や海外事業で新たなビジネスを展開していかないと生き残ることが難しくなっていきます。若い世代は英語を話せて管理職がまったく話せないという場面は今でもありますね。この場合、管理職がタイムリーに適切な判断ができるのか、担当では対応できない案件に自らが相手のリーダーと交渉できるのか、おそらく困難であるかと思います。バブル世代の英語が苦手な私自身がその立場でもあったのでこれは断言できます。だからこそ管理職社員が英語を学ぶ目的はこれから激変する環境に適応していくためです。
せっかくこれまで積み上げてきた経験や実績でも「英語が話せない」という評価で自らの可能性を大きく狭めてしまうことになっていきます。
【管理職社員が英語を学ぶメリット】
管理職はゴールではなく会社という組織の中で成果を出すための手段です。課長、部長という立場になることではなくどういった管理職になるかが自分自身の将来を決定づけていくのです。その際に「英語力」を兼ねそろえた管理職は英語を使える部署にも対応できるため他の管理職よりも大きなアドバンテージがあります。英語を使う部署の多くは企業にとって新たな収益拡大の重要な責任を負っています。そこを任せられるような人材になるために英語を学ぶ、この姿勢が普段の仕事にも反映されていきます。
また不幸にもリストラの対象になったり今の会社の将来に不安を感じることもあるかと思います。しかし転職はこの世代では非常に難しい選択肢となります。大きな企業で管理職をやっていた事実は逆に敬遠される要素になります。逆に英語力を客観的にアピールできる民間英語資格試験(英検、GTEC、ケンブリッジ英語検定、TEAP、TEAP CBT、IELTS、TOEFL iBT)の方が絶大な効果を発揮できます。管理職世代で英語を話せる人材はまだまだ日本では多くありません。だからこそ中高年世代にとって英語力を磨くことは厳しい転職活動についても大きなメリットになるのです。
【管理職社員の最も効果的な英語学習方法】
海外に携わる部署への配属の際には民間英語資格試験(英検、GTEC、ケンブリッジ英語検定、TEAP、TEAP CBT、IELTS、TOEFL iBT)のスコアを参考にするのが一般的です。したがってその基準を意識した資格取得を計画していくことが重要です。これらの資格の多くが「話す」技能のテストが含まれています。「読む」「聞く」「書く」技能は独自で学習ができますが「話す」技能の習得はどうしても会話する相手が必要です。そのために管理職世代の方が英会話スクールに通うにしても時間的制約があり現実的ではありません。時間的な制約を気にせずに外国人と会話ができる英会話オンラインレッスンこそ管理職世代の方が「話す」「聞く」技能を鍛えるために最適な学習法といえます。詳細は以前の記事で紹介した「英語が苦手な方でも始められるオンライン英会話」をご覧ください。英会話オンラインレッスンは様々な会社でサービスが展開されていますが私も利用している「DMM英会話」は1レッスン(30分)数百円で好きな時間に外国人と会話をすることができます。海外は時差があるので出勤前の早朝や深夜の授業をとることもできます。日々、会社の人間関係しかない方にとって1日のうち30分でも世界中の方と交流することは気分転換にもなり新たな気づきにもつながることでしょう。
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