英語が苦手な方に向けた学習方法:・エピソード記憶学習法⑥(RPGゲーム活用法)

英語が苦手な方に向けた学習方法

RPGゲーム(ロールプレイングゲーム)の草分け的なものでドラゴンクエストというゲームがあります。内容は主人公が冒険を続けるうちに多くの呪文を覚えていきモンスターやボスを倒していくものですがこの感覚で英語を覚えていく方法が「RPGゲーム活用法」です。
最初のころは外国人と簡単な挨拶くらいしかできないけど場をこなすにしたがい複雑な「英会話」ができるようになっていくイメージです。
RPGゲームの呪文はなぜか頭に強く残っていますよね。ただ呪文を暗記するだけであればこれだけ長期記憶に強く定着しません。これもエピソード記憶の記憶回路を利用しているのです。ミッションを達成したりしたときの達成感やうれしいといった感情などと紐づいて難しい呪文を記憶できるからです。
では実際にどうやって覚えていくのかを紹介しましょう。
まずは自分専用の簡単な英会話のスクリプト集を作成しましょう。分類わけとして場面別で外国人と会った時の想定問答をイメージしていくのがいいでしょう。
そしてその際の難易度、使用場面、効果も併記しておきます。英訳の際にはGoogle 翻訳で作成すると簡単です。

《作成例》
経験値:レベル1
使用場面:ビジネス上の初対面の挨拶
効果:初対面での挨拶後、スムーズに用件に入ることができる
Hello, こんにちは
My name is Taro Yamada from ABC corporation. 私はABC社のヤマダタロウです。
Nice to meet you! お会いできてうれしいです。
I’m in charge of this project. 私はこの仕事を担当しています。
I would like to talk to you about the plan. 私はこの計画についてあなたと話したいです。

職場において外国人と初対面にあったら基本的にはこのような流れでお話ししますよね。
これをレベル1の「呪文」としてスクリプト全体を記憶します。
この時、それぞれの構文の文法や単語などは意識しなくても構いません。お坊さんが唱える南無妙法蓮華経・・・・といったようにスクリプト全体を暗記するだけです。具体的にいうと役者になった気持ちでセリフを丸ごと覚えることがこの学習法のポイントです。
そしてこれがすらすらいえるようになればあなたが獲得した「呪文」として記録していきましょう。このレベル1の「呪文」によって最初の外国人との挨拶の段階で無言で苦笑いしているようなことはなくなります。そしてこのスクリプトでスムーズに相手と意思疎通できれば成功体験となり長期記憶にしっかりと刻まれていきます
この場面になったらこのスクリプトを使うという自分の中でのルール化だけしておけば自然と相手の話している内容まで先読みできます。英語の「聞く」技能は練習してもなかなか伸びない技能ですが先読みができている状態であれば耳も準備できるので相手の話が格段に聞き取りやすくなります。

【RPGゲーム活用法の学習法で対応できない場合】
「RPGゲーム活用法」は「話す」技能を鍛えて瞬発的に英会話ができるようになるための勉強法です。その他のエピソード記憶学習法を利用することによりさらに効果は高まっていきます。

エピソード記憶学習法①(語呂合わせ活用法)
エピソード記憶学習法②(漢字当て字活用法)
エピソード記憶学習法③(歌詞活用法)
エピソード記憶学習法④(名言活用法)
エピソード記憶学習法⑤(海外ドラマ・映画活用法)
エピソード記憶学習法⑥(RPGゲーム活用法)
エピソード記憶学習法⑦(第二外国語活用法)

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