今まで聞けなかった英単語の素朴な疑問:動詞の攻略法

今まで聞けなかった英単語の素朴な疑問

品詞の中で動詞は名詞と並ぶ重要な品詞です。動詞は動きを表す言葉ですので名詞と動詞があれば文章が成立します。そして動詞は性質によっていくつかに分類できます。まず最初にbe動詞について紹介します。be動詞は8種類しかありませんので暗記することは難しくありません。なお英語は時制によって変化しますので実質はam are is の3つがベースになっています。
《be動詞》
be   be動詞の原型
been be動詞の過去完了
beeing be動詞の進行形
am   主語がI(私)の時のみ
are 主語がYou(あなた)、またはThey(彼ら) These(これら)といった複数形の場合
were areの過去形 
is   主語がthis that it または単数形の名詞 
was   is の過去形

《一般動詞》
be動詞以外の動詞を一般動詞といいます。そしてその一般動詞にはさらにいくつかに分類できます。
一般動詞には自動詞と他動詞という区分けがあります。この自動詞と他動詞をいちいち意識して覚えるのは案外、大変です。単語によっては自動詞でも他動詞でも使えるものがあるからです。

自動詞
その単語のみで意味が成立する動詞
go(行く) come(来る) stand(立つ)
例:I come. 私は来る。
自動詞に対して目的語を追加したい場合は必ず前置詞が必要です。
We go to Tokyo station.私たちは東京駅にいきます。

他動詞
その単語だけでは成立せず必ず目的語を必要とします。
watch(見る) sent(送る) discuss(議論)
I watch the TV program.(私はTVをみます).

自動詞と他動詞の意味を持つ動詞
cut (自動詞:切れる 他動詞:~を切る) drink(自動詞:酒を飲む 他動詞:~を飲む) move (自動詞:引っ越す 他動詞:~を動かす)

以上のように自動詞か他動詞か単語ごとに覚えるのではなく文例で覚えていくことがお薦めです。そして英語の動詞は圧倒的に他動詞が占めているので自動詞だけを優先的に覚えておけば労力をかけずに自動詞と他動詞の区別がつくようになります。

それ以外にも下記のような特殊な動詞があります。
動作動詞
go(行く) eat(食べる)
一回の動作を表す動詞

状態動詞
know(知っている) love(愛している)
その状況が続いていることを表す動詞

知覚動詞
hear(聞く) see(見る)
知覚を表す動詞

使役動詞
make(させる)  let(させる)  have(させる)
使役動詞+目的語+動詞の原形
例:Let me know. 私に教えてください

句動詞
run away(逃げる)  give up(あきらめる)  
動詞+前置詞または副詞で一つの動詞の働きをするもの

【品詞の種類】
他の品詞にもそれぞれの特徴や法則があります。これらを覚えることにより未知の英単語に出会っても内容を推測することができます。また品詞の種類を理解することにより正しい英文法で正確な英会話ができます。たった10種類の品詞を覚えることにより英語学習の効率が大幅に改善するので最初にぜひこの品詞を覚えることをお薦めします。
下記の記事でそれぞれの品詞の法則や覚え方をご紹介しています。
名詞の攻略法
代名詞の攻略法
動詞の攻略法
形容詞の攻略法
副詞の攻略法
助動詞の攻略法
前置詞の攻略法
冠詞の攻略法
接続詞の攻略法
間投詞の攻略法

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