今まで聞けなかった英単語の素朴な疑問:助動詞の攻略法

今まで聞けなかった英単語の素朴な疑問

助動詞とは文字通り動詞を助ける単語です。この助動詞は主語と動詞の間に入り動詞の意味に変化をもたらします。そして動詞が主語が三人称単数(He She It など)で動詞の語尾にsがついていても助動詞と組み合わさると原形となります。つまり助動詞の後ろは常に動詞の原形となります。

《例》
He speaks English.(彼は英語を話します)
He can speak English.(彼は英語を話すことができます。)
canという助動詞によってspeak(話す)がcan speak(話すことができる)といった表現に変化します。そして助動詞はそんなに多くの種類はありません。代表的な5つの助動詞を覚えておけばほぼ対応できます。

【代表的な助動詞】
可能、許可の助動詞:can
canは一番、なじみのある助動詞ではないでしょうか。意味は「~することができる」という可能の意味と「~してもいい」という許可の意味があります。
《例》可能
I can play baseball.(私は野球をすることができる)
《例》許可
Can I smoke here?(私はここでタバコを吸えますか?)

未来、依頼の助動詞:wiii
willもcanと同様になじみのある助動詞です。意味は「これから〜をします」という未来の意味と「~してくれますか」という依頼の意味があります。
《例》未来
I will meet you tomorrow.(私はあなたに明日、会います。)
《例》依頼
Will you take me to the office?(あなたは私を事務所に連れて行ってもらえますか?)

提案の助動詞:should
shouldは「〜すべきである」という提案の意味があります。「〜したほうがいい」というソフトな意味の提案もあるので実際の英会話でもよく使われます。
《例》提案
You should stay here.(あなたはここにいるべきです。)
《例》ソフトな提案
We shouldn’t see each other anymore.
(私たちはこれ以上、お互いに会わない方がいいです。)

強い提案の助動詞:must
提案を意味するshouldよりさらに強い提案の助動詞にmustがあります。「〜しなければならない」という意味のため相手に使う際には注意が必要です。さらに否定文で使うとさらに強い否定の意味となります。
《例》強い提案
You must stay here.(あなたは必ずここにいなければならない)
《例》強い否定の提案
You must not see each other anymore.
(あなたたちはこれ以上、絶対にお互いに会ってはならない。)

未来の意志表示、ソフトな提案の助動詞:shall
shallは基本的に一人称(私 私たち)の時しか使いませんので用法は限定されます。肯定文であると「〜しましょう」、疑問文であると「〜しませんか?」となります。
《例》未来への意志表示
I shall return.(私は戻ってくる。)
有名なマッカーサー将軍の言葉です。I will return.だと自分の意志で戻るという意味ですがI shall return.は運命で戻ってくるという意味になりますので同じ未来の助動詞でも少し意味合いが違います。
《例》ソフトな提案
Shall we dance?
(私たちはダンスを踊りませんか?)
有名な英語のタイトルですね。最近の潮流では shall weといった表現は気障ぽっいので使われないようです。

推量の助動詞:must will shoud may(can not)
助動詞には推量の意味を持つものがあります。それぞれによって程度が異なります。
《例》推量の程度の順番
must: ~に違いない> will: ~でしょう> should: ~はずだ> may: ~かもしれない
《例》canの否定形
canは否定形となると推量の意味がでてきます。
can not: ~であるはずがない
《例》さまざまな推量
He is clever.
(彼は賢い。)
He must be clever.
(彼は賢いに違いない。)
He will be clever.
(彼は賢いでしょう。)
He should be clever.
(彼は賢いはずだ。)
He may be clever.
(彼は賢い結婚かもしれない。)
He cannot be clever.
(彼は賢いはずががない。)

【品詞の種類】
他の品詞にもそれぞれの特徴や法則があります。これらを覚えることにより未知の英単語に出会っても内容を推測することができます。また品詞の種類を理解することにより正しい英文法で正確な英会話ができます。たった10種類の品詞を覚えることにより英語学習の効率が大幅に改善するので最初にぜひこの品詞を覚えることをお薦めします。
下記の記事でそれぞれの品詞の法則や覚え方をご紹介しています。
名詞の攻略法
代名詞の攻略法
動詞の攻略法
形容詞の攻略法
副詞の攻略法
助動詞の攻略法
前置詞の攻略法
冠詞の攻略法
接続詞の攻略法
間投詞の攻略法

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