今まで聞けなかった英語の時制の素朴な疑問:過去進行形の攻略法

今まで聞けなかった英語の時制の素朴な疑問

【過去進行形の概念】
過去進行形とは「過去のある時点で継続して行った行為」を表します。

《例》過去進行形:be動詞の過去形 + 動詞の語尾にing (~していたところです。) 
I was playing tennis at that time.
(私はその時、テニスをしていました。)
過去進行形を理解するためには過去形との違いを整理する必要があります。

《例》過去形と過去進行形
過去形:When I arrived at my home,my husband slept.
(私が家に帰った時、私の夫は寝た。)
過去進行形:When I arrived at my home,my husband was sleeping.
(私が家に帰った時、私の夫は寝ていました。)
実際は寝ている状態が続いているので過去形はおかしな表現となります。特に過去を特定するフレーズや単語がある場合は過去進行形となるケースが多いので意識する必要があります。逆にいえばこういったフレーズや英単語がないまま単独で過去進行形は使われません。

過去形:I studied at home.
(私は家で勉強しました。→ 過去形で動作は継続していない)
過去進行形:I was studying at home when my mother went out.
(母が出かけた時、私は勉強をしていました。)
過去の特定する時点に動作がその後も継続しているかしていないか、継続している場合は過去進行形となります。

《例》過去進行形と一緒に使われることの多いフレーズ・英単語
when~:~だった時   /  then:その時    / at that time:その時

【時制の種類】
時制の種類は12種類ですが大きな分類で基本的な時制、進行形、完了形、完了進行形の4パターンです。まずは基本の時制を理解し進行形と完了形の考え方を整理したうえで完了進行形について学びましょう。下記の記事でそれぞれの品詞の法則や覚え方をご紹介しています。

基本的な時制
過去形:過去に起こった出来事
現在形:現在の習慣や事実
未来形:未来の予定や意思

進行形
過去進行形:過去にやっていたこと
現在進行形:今やっていること
未来進行形:未来にやっているはずのこと

完了形
過去完了形:過去を起点してそのさらに過去の出来事
現在完了形:今を起点としてその過去の出来事
未来完了形:未来のある時点で完了しているはずの出来事

完了進行形
過去完了進行形:過去を起点してさらに過去の時点まで継続していた出来事
現在完了進行形:過去を起点として今の時点まで継続している出来事
未来完了進行形:未来のある時点まで継続しているはずの出来事

コメント