【関係代名詞Whoeverの概念】
関係代名詞のwhoの語尾にeverを追加すると複合関係代名詞になります。複合関係代名詞Whoeverには二つの大きな意味があります。一つ目は順接的な「~する人は誰でも」で名詞のはたらきをするもの、二つ目は逆説的な「たとえ誰が~しようとも」で副詞のはたらきをするものです。順接とは前に述べたことが順当な理由、原因、きっかけ、成立条件などになっているものです。そして逆説とは前に述べたことから予想される以外の結果が示される関係となります。
《例》順接的な意味のWhoeverが主語の場合
Whoever comes first will be served first.
(先に来る人は誰でも先にサービスされます。=先着順)
《例》順接的な意味のWhoeverが目的語の場合
You should ask whoever you know.
(あなたは知っている人になら誰にでも聞くべきです。)
《例》名詞節のwhoever = any one who
Whoever comes first will be served first.
→ Any one who comes first will be served first.
(先に来る人は誰でも先にサービスされます。=先着順)
複合関係代名詞とはAnyone whoを複合してWhoeverとなっていると理解しましょう。
《例》逆説的な意味のWhoever
You should be polite to whoever you may meet.
(たとえ誰に会っても丁寧に接しなさい。)
逆説的なWhoeverには譲歩を表すmayなどがよく併用されます。
《例》副詞節のwhoever = no matter who
Whoever you love, I am your friend.
No matter who you love, I am your friend.
(あなたがたとえ誰を愛しても私はあなたの友人です。)
【関係詞の種類】
関係詞には代名詞、副詞、形容詞としての役割に応じて分類されます。また語尾にeverをつけることにより複合関係代名詞、複合関係副詞、複合関係形容詞となります。
・関係代名詞
who / whose / whom / which / that / what
・複合関係代名詞
whoever / whichever / whatever
・関係副詞
when / where / why / how
・複合関係副詞
whenever / wherever / however
・関係形容詞
which / what
・複合関係形容詞
whichever / whatever
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