【関係代名詞Whicheverの概念】
関係代名詞のwhichの語尾にeverを追加すると複合関係代名詞になります。以前の記事で紹介した複合関係代名詞のWhoeverと考え方は同じでWhicheverにも二つの大きな意味があります。一つ目は順接的な「~するものはどれでも」で名詞のはたらきをするもの、二つ目は逆説的な「たとえどれが~しようとも」で副詞の働きをするものです。順接とは前に述べたことが順当な理由、原因、きっかけ、成立条件などになっているものです。そして逆説とは前に述べたことから予想される以外の結果が示される関係となります。
《例》順接的な意味のWhicheverが主語の場合
Whichever you buy will be shipped to you.
(あなたが買うものはどちらでもあなたに届けられます)
《例》順接的な意味のWhicheverが目的語の場合
You can select whichever makes you feel comfortable.
(あなたはあなたを快適にさせるものを何でも選べます。)
《例》名詞節のwhichever = any one that
Select whichever you like.
→ Selet any one that you like.
(あなたがすきなものであればなんでも選んでください。)
複合関係代名詞とはAny one thatを複合してWhicheverとなっていると理解しましょう。
《例》逆説的な意味のWhichever
Whichever you select , you will have to finish.
(たとえどちらを選択してもあなたは終了させなければいけません。)
《例》副詞節のwhichever = no matter which
No matter which you select , you will have to finish.
(たとえどちらを選択してもあなたは終了させなければいけません。)
【関係詞の種類】
関係詞には代名詞、副詞、形容詞としての役割に応じて分類されます。また語尾にeverをつけることにより複合関係代名詞、複合関係副詞、複合関係形容詞となります。
・関係代名詞
who / whose / whom / which / that / what
・複合関係代名詞
whoever / whichever / whatever
・関係副詞
when / where / why / how
・複合関係副詞
whenever / wherever / however
・関係形容詞
which / what
・複合関係形容詞
whichever / whatever
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