今まで聞けなかった英語の関係詞の素朴な疑問:複合関係代名詞Whateverの攻略法

今まで聞けなかった英語の関係詞の素朴な疑問

【関係代名詞Whateverの概念】
関係代名詞のwhatの語尾にeverを追加すると複合関係代名詞になります。以前の記事で紹介した複合関係代名詞のWhicever,Whoeverと考え方は同じです。そしてWhateverにも二つの大きな意味があります。一つ目は名詞節を導く「~するものは何でも」という名詞用法と二つ目は副詞節を導く「たとえ何が~しようとも」という副詞用法の働きをするものです。

《例》Whateverが名詞節の主語の場合
Whatever happens is being carefully recorded.
(起きることは何でも慎重に記録されています。)

《例》Whateverが名詞節の目的語の場合
I want to do whatever she says.
(私は彼女の言う事ならなんでもやりたい。)

《例》Whateverが副詞節の場合
Whatever happens, you have to go home.
(何が起きようとも、あなたは家に帰らないといけません。)
複合関係代名詞とはAnything thatを複合してWhateverとなっていると理解しましょう。

《例》名詞節のWhatever=anything that
Whatever I say will be criticized.
= Anything that I say will be criticized.
(私が言ったことは何でも批判されてしまいます。)

《例》副詞節のwhatever = no matter what
Whatever you promises, nothing have ever been kept.
= No matter what you promises, nothing have ever been kept.
(あなたはたとえ何を約束しても何も守られません。)

【関係詞の種類】
関係詞には代名詞、副詞、形容詞としての役割に応じて分類されます。また語尾にeverをつけることにより複合関係代名詞、複合関係副詞、複合関係形容詞となります。
・関係代名詞
who / whose / whom / which / that  / what
・複合関係代名詞
whoever / whichever  / whatever
・関係副詞
when /  where  /  why  /  how
・複合関係副詞
whenever / wherever  /  however
・関係形容詞
which   /  what
・複合関係形容詞
whichever  / whatever

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