【関係副詞Whereの概念】
関係副詞Whereは前置詞(inまたはat)+関係代名詞Whichと同じ意味となります。Whereは「場所」をあらわす先行詞に限定しているかと思われがちですが幅広い意味に使える関係副詞です。物理的な場所 (place)以外にも場合(case)、状況(situation)、環境(circumstance)、段階(stage)といった場面においても利用ができます。そして関係副詞Whereは前置詞(inまたはat)+関係代名詞Whichと同じ意味となります。
《例》場所を先行詞とする関係副詞Whereの使い方
Here is the place where we first met.
(ここは、私たちが初めて会った場所です。)
先行詞:the place
関係副詞:where
関係詞節:where we first met.
《例》状況の関係副詞Whereの使い方
I will try to help my son where he has tried his hardest.
(私は息子が全力を尽くしているときは彼を助けます。)
関係副詞whereは「息子が全力を尽くしている」という状況を示している
《例》場面の関係副詞Whereの使い方
I will begin my research where the last project finished.
私は前回のプロジェクトが終了したところから調査を開始します。
関係副詞whereは「前回のプロジェクトが終了したところ」という場面を示している
《例》前置詞(in)+関係代名詞Which = 関係副詞Where
We attended a class in which the teacher lectured for 1 hours every Monday.
(私たちは先生が毎週月曜日1時間の講義をする授業に参加しました。)
in which:一定の条件の中で行われること → Whereに置き換え可能
We attended a class where the teacher lectured for 1 hours every Monday.
(私たちは先生が毎週月曜日1時間の講義をする授業に参加しました。)
《例》前置詞(at)+関係代名詞Which = 関係副詞Where
This is the laboratory at which the cure for covid19 was discovered.
(この実験室はコロナの治療法が発見されたところです。)
at which:特定の場所、時間、出来事など → Whereに置き換え可能
This is the laboratory where the cure for covid19 was discovered.
(この実験室はコロナの治療法が発見されたところです。)
【関係詞の種類】
関係詞には代名詞、副詞、形容詞としての役割に応じて分類されます。また語尾にeverをつけることにより複合関係代名詞、複合関係副詞、複合関係形容詞となります。
・関係代名詞
who / whose / whom / which / that / what
・複合関係代名詞
whoever / whichever / whatever
・関係副詞
when / where / why / how
・複合関係副詞
whenever / wherever / however
・関係形容詞
which / what
・複合関係形容詞
whichever / whatever
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