今まで聞けなかった助動詞の素朴な疑問:助動詞used to

今まで聞けなかった助動詞の素朴な疑問

【助動詞used toの概念】
助動詞used toは「以前は〜だった。」という過去にしていたこと、状態を表します。助動詞willの過去形wouldにも同じような意味はありますがこちらは動作には使えますが状態には使えません。また助動詞はcanやwillといったものがよく目にしますがused toのような前置詞とセットになったものもあります。他にはcanと同じ意味のbe able toや mustに近い意味のhave toといったものも助動詞として扱われます。さらに似た表現のbe used to 動詞のing形は「〜することに慣れている。」といった全く違う意味となるので注意が必要です。

《例》過去の状態の助動詞used toの使い方:以前は〜だった。
There used to be a park here.
(ここは以前は公園でした。)

《例》過去の動作の助動詞used toの使い方:以前は〜だった。
He used to go to a library.
(彼は以前はよく図書館に行きました。)

《例》過去の動作の助動詞wouldの使い方:以前は〜だった。
He would go to a library.
(彼は以前はよく図書館に行きました。)
主に書き言葉として使われます。動作の場合は使えますが状態の場合はused toしかつかえまけん。

《例》be used to 動詞+ingの使い方: 〜することに慣れている。
I’m used to speaking in Chinese.
(私は中国語を話すことに慣れています。)
注意: I used to speak in Chinese.
(私は以前は中国語をはなしていました。)

【助動詞の種類】
よく使われる頻出の助動詞は限られています。また現在形と過去形で意味が異なるものも多くあるのでそれぞれの使われる場面で理解していくことが重要です。
・助動詞can,could
・助動詞may,might
・助動詞must
・助動詞will,would
・助動詞used to
・助動詞shall,should
・助動詞oughut to
・助動詞need
・助動詞had better

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