【準否定の概念】
準否定とは程度や頻度、数や量などが少ないことを否定的に表します。完全にないということではなく少しはあるということ、文の構成はnotなどの否定文ではなく準否定の意味を持った形容詞や副詞を使います。副詞のseldom / rarely は頻度を表し「めったに~ない。」、hardly / scarcely は程度を表し「ほとんど~ない。」となります。
形容詞のfew/ littleは数量について「~ほとんどない。」という意味をもちます。なおfewは個数、lettleは量に使い分けされます。
《例》seldom / rarely:めったに~ない。
It seldom rains here.
(ここではめったに雨は降らない。)
We rarely see him nowadays.
(最近、私たちは彼をめったにみかけない。)
《例》hardly / scarcely:ほとんど~ない。
I can hardly wait.
(私はほとんどまてない。)
I scarcely think so.
(私はほとんどそうは思わない。)
《例》few/ little:~ほとんどない。
I have few friends in this town.
(私はこの街に友人はほとんどいない。)
We had little snow last year.
(昨年は雪はほとんど降らなかった。)
《例》準否定の倒置:強調する場合
It seldom rains here.
→Seldom does it rain here.
We rarely see him nowadays.
→Rarely do we see him nowadays.
I can hardly wait.
→Hardly can I wait.
I scarcely think so.
→Scarcely do I think so.
【英文法の種類】
・第一文型
・第二文型
・第三文型
・第四文型
・第五文型
・受動態の基礎
・受動態の応用
・不定詞の基礎
・不定詞の応用
・動名詞の基礎
・動名詞の応用
・分詞構文の基礎
・分詞構文の応用
・仮定法の基礎
・仮定法の応用
・比較の基礎
・比較の応用
・命令文
・丁寧文
・感嘆文
・否定疑問文
・付加疑問文
・準否定
・完全否定・部分否定・二重否定
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