今まで聞けなかった英文法の素朴な疑問:完全否定・部分否定・二重否定

今まで聞けなかった英文法の素朴な疑問

【完全否定と部分否定の概念】
英語の否定には程度によって完全否定、部分否定、二重否定そして別の記事で紹介した準否定があります。完全否定とは文の内容を完全に否定します。notやneverやnoを使います。notは動詞や語・句など様々なものを否定できます。neverは動詞、noは名詞を否定するときに使います。部分否定は一部分のみを否定する表現で「全部が〜というわけではない」「必ずしも〜ではない」という意味を表します。not all、not every、not always、not necessarily、not quite、not completelyなどのように表現します。二重否定とは文字の通り否定を表す語を2つ重ねて肯定文の意味を表します。
He is not unhappy.といったようにnotと否定を表すunhappyでHe is happyと同じ意味となります。

《例》完全否定
I am not a teacher.
(私は先生ではありません。)
He does not work on Sunday.
(彼は日曜日には働きません。)
I have never seen such a beautiful view.
(私はこのような美しい風景を見たことがありません。)
I have no money.
(私は時間がありません。)

《例》部分否定
All of them are not poor.
(みんなが貧乏ということではない。)
I am not always busy. 
(私はいつも忙しいわけではない。)
She has not completely finished her job.
(彼女は仕事を完全に終わらせたわけではない。)

《例》二重否定
There was nobody who did not eat breakfast.
(朝食を食べなかった人は誰もいない。)
I am nothing but one of the workers.
(私は作業員の一人です。)
I never see you without thinking of my mother.
(私はあなたを見ると必ず私の母を思い出します。)

【英文法の種類】
・第一文型
・第二文型
・第三文型
・第四文型
・第五文型
・受動態の基礎
・受動態の応用
・不定詞の基礎
・不定詞の応用 
・動名詞の基礎
・動名詞の応用
・分詞構文の基礎
・分詞構文の応用
・仮定法の基礎
・仮定法の応用
・比較の基礎
・比較の応用
・命令文
・丁寧文
・感嘆文
・否定疑問文
・付加疑問文
・準否定
・完全否定・部分否定・二重否定

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