冠詞とは後ろに来る名詞の個数や独自性をあらわす単語でa an the の3種類があります。それぞれ注意点があるため誤った使用法は恥ずかしい英語となってしまいます。
冠詞で注意しないといけないポイントの一つは不定冠詞といわれるaとanの使い分けです。基礎的なルールとして単数でかつ母音の発音で始まる名詞の前にはanを置き母音以外の発音の時はaを置きます。
アルファベット表記が母音だからといって機械的にa とan を使い分けていると誤った使い方となってしまいますので注意が必要です。あくまで発音が母音の場合かどうかで判断します。
《例》子音で始まるけど母音の発音の場合
an hour(1時間) / an X-ray(X線) / an MBA(MBA)
《例》母音で始まるけど子音の発音の場合
a university (大学) / a European team(ヨーロッパのチーム) / a uniform(制服)
the は冠詞のなかの定冠詞に分類されており使い方にも法則があります。
《例》会話や文章ですでにでた名詞
I saw a boy at Tokyo station.The boy was using his smartphone.
私は東京駅で一人の少年を見た。その少年はスマートフォンを使っていた。
《例》世界に一つしかないもの
the sun / the sky / the earth / the moon
《例》海洋 河川 山脈 砂漠 海峡 運河などの固有名詞
the Japan Sea(日本海)the Tsugaru Strait(津軽海峡) the Panama Canal(パナマ運河)the Amazon River(アマゾン川) the Alps Mountains(アルプス山脈) the Sahara Desert(サハラ砂漠)
《例》ただし単体の山や湖にはthe はつけません。
Fuji Mountain(富士山) Biwa Lake(琵琶湖)
名詞に冠詞が付かない場合もあります。この場合は無冠詞といいます。
《例》人名や国名
Ken / Japan
なお国名だけどtheがつく場合もあるので注意が必要です。
the United States of America(アメリカ合衆国)
the Philippines(フィリピン)
《例》曜日、月を表す名詞はtheがつきません。
Sunday(日曜日) April(4月)
【品詞の種類】
他の品詞にもそれぞれの特徴や法則があります。これらを覚えることにより未知の英単語に出会っても内容を推測することができます。また品詞の種類を理解することにより正しい英文法で正確な英会話ができます。たった10種類の品詞を覚えることにより英語学習の効率が大幅に改善するので最初にぜひこの品詞を覚えることをお薦めします。下記の記事でそれぞれの品詞の法則や覚え方をご紹介しています。
・名詞の攻略法
・代名詞の攻略法
・動詞の攻略法
・形容詞の攻略法
・副詞の攻略法
・助動詞の攻略法
・前置詞の攻略法
・冠詞の攻略法
・接続詞の攻略法
・間投詞の攻略法
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