英語が苦手な方に向けた学習方法:エピソード記憶を活用した学習法の紹介

英語が苦手な方に向けた学習方法

【エピソード記憶を活用した学習法の効果】
以前の記事の「なぜ日本人は英語が苦手なのか:脳機能からの考察」で説明していますが人間の脳の記憶の仕組みから考えるとただの丸暗記の勉強法は苦痛であり効果もあまり期待できません。記憶には一時的な記憶の「短期記憶」と長期間、記憶に定着する「長期記憶」があります。パソコンで言うところのメモリーに保存されるのが「短期記憶」、ハードディスクに保存されるのが「長期記憶」といったところです。言語の学習とはいかに覚えたばかりの「短期記憶」を「長期記憶」に変えていくことかがポイントになっていきます。長期記憶にはさらに「意味記憶」「エピソード記憶」「手続き記憶」の3つのタイプの記憶があります。「意味記憶」とは簡単に言うと丸暗記の能力です。この能力は10歳でピークを迎えてその後は低下していく能力です。これが中学生以降になると丸暗記に頼る学習法だけでは効果がでにくい理由となります。「エピソード記憶」とは経験に基づく記憶です。例えば「昨日、夕食で母親が作ったカレーライス」といった出来事に関連した記憶です。「意味記憶」の場合では単純に「カレーライス」という料理を覚えることです。どうでしょうか?どちらが記憶に鮮明に残りますか?「エピソード記憶」は記憶を紐づける出来事や感情、感動、共感といった心の動きなどの様々な記憶回路を動かすため長期記憶に強く定着します。
そしてこの「エピソード記憶」はシニア世代になるまでは衰えません。なお「手続き記憶」とは自転車の運転やボールを投げたりする時の体で覚えた記憶です。これは言語を覚える場合とはまた別の記憶の回路です。つまり言語を学ぶ際にはこの「エピソード記憶」の記憶回路を活用することが効果的です。そこで今後の記事で英語が苦手な私が試行錯誤して考えたエピソード記憶学習法を紹介していきたいと思います。

エピソード記憶学習法①(語呂合わせ活用法)
エピソード記憶学習法②(漢字当て字活用法)
エピソード記憶学習法③(歌詞活用法)
エピソード記憶学習法④(名言活用法)
エピソード記憶学習法⑤(海外ドラマ・映画活用法)
エピソード記憶学習法⑥(RPGゲーム活用法)
エピソード記憶学習法⑦(第二外国語活用法)

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