未来形の時制がありますがこの時制は大きく分けて二つの概念があります。この概念を理解していないと自分の意思が相手に正確に伝わりません。具体的に言うと状況に応じて未来形は使い分ける必要があります。
【未来形の概念】
未来形には「するつもりという意志」と「する予定があるという未来」の二つの概念があります。
《例》will: ~するつもりです
I will play tennis.
(私はテニスをするつもりです。)
主に自分の意志のある未来、または自分の考えている予測
《例》be going to: ~する予定です。
I am going to play tennis.
(私はテニスをする予定です。)
主に予定であったり客観的な予測
《例》be about to:今、まさに~するところです。
I am about play tennis.
(私は今、まさにテニスをするところです。)
近い未来を表す場合の表現もあります。
《例》be + 動詞のing形 準備万端で~する予定です。
I am playing tennis.
(私はテニスをする予定です。)
現在進行形を未来形として使うこともできます。
《例》個人の力で変えられないような反復する条件
The bus arrives at 10am.
(そのバスは10時に到着します。)
未来形ではなく現在形となります。
【未来形の使い分け】
will と be動詞+動詞のing形の未来形は明らかに使われる場面が異なります。willは自分の意志による未来や不確定な未来であるのに対してbe動詞+動詞のing形の進行形は以前から決まっており準備万端でのぞむ未来のことを表しています。毎回、意識して使い分けるのはストレスがありますのでbe going to を使うことをお薦めします。be going to については両方の意図をカバーしています。
【時制の種類】
時制の種類は12種類ですが大きな分類で基本的な時制、進行形、完了形、完了進行形の4パターンです。まずは基本の時制を理解し進行形と完了形の考え方を整理したうえで完了進行形について学びましょう。下記の記事でそれぞれの品詞の法則や覚え方をご紹介しています。
・基本的な時制
①過去形:過去に起こった出来事
②現在形:現在の習慣や事実
③未来形:未来の予定や意思
・進行形
④過去進行形:過去にやっていたこと
⑤現在進行形:今やっていること
⑥未来進行形:未来にやっているはずのこと
・完了形
⑦過去完了形:過去を起点してそのさらに過去の出来事
⑧現在完了形:今を起点としてその過去の出来事
⑨未来完了形:未来のある時点で完了しているはずの出来事
・完了進行形
⑩過去完了進行形:過去を起点してさらに過去の時点まで継続していた出来事
⑪現在完了進行形:過去を起点として今の時点まで継続している出来事
⑫未来完了進行形:未来のある時点まで継続しているはずの出来事
コメント