今まで聞けなかった英文法の素朴な疑問:仮定法の基礎

今まで聞けなかった英文法の素朴な疑問

【仮定法の基礎】
仮定法とは簡単に言えば「もしも~であったら」という仮定の意味を表します。基本的にはifの後に仮定の話を続けていきます。その場合、時制が大事なポイントとなってきます。ifを使う仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法未来とifを使わず提案や要求や必要のなどを表す動詞や形容詞、名詞にthat節を続ける仮定法現在の4つのパターンがあります。
現在の事実と反する仮定の場合には仮定法過去、過去の事実と反する場合は仮定法過去完了、未来において起こりそうもないことを想定する場合は仮定法未来となります。最後に現在の時点でこうあるべきということを強調する際にはifを使わない仮定法現在となります。

《例》Ifを使った仮定法過去
If I had money, I could buy the car.
(もし私がお金を持っていたら私は車を買うことができるのに。)

《例》Ifを使った仮定法過去完了
If I had had money, I could have bought the car.
(もし私がお金を持っていたなら車を買えたのに。)
仮定法過去は「買うことができるのに」、仮定法過去完了は「買うことができたのに」の時制の違いに注意

《例》Ifを使った仮定法未来
・shouldを使った表現:
If you should have any questions, just let me know.
(もしあなたに質問があれば私に教えてください。)
・were toを使った表現:
If you were to come here, I would have to see you.
(もしあなたがここにくれば私はあなたにあわなければならない。)

《例》仮定法現在
I suggested that you should stay home for a while.
→I suggested that you stay home for a while.
(私はあなたがしばらく家にいるべきだと提案した。)
shouldが省略されているためthat節は動詞の原形となる
that節が仮定法現在となる動詞には以下の例があります。
advise(忠告する) command(命令する) decide(決定する)demand (要求する) desire(強く望む) insist(要求する) order(命令する) propose( 提案する) recommend(勧める) request(要求する) require(要求する) suggest(提案する)

【英文法の種類】
・第一文型
・第二文型
・第三文型
・第四文型
・第五文型
・受動態の基礎
・受動態の応用
・不定詞の基礎
・不定詞の応用 
・動名詞の基礎
・動名詞の応用
・分詞構文の基礎
・分詞構文の応用
・仮定法の基礎
・仮定法の応用
・比較の基礎
・比較の応用
・命令文
・丁寧文
・感嘆文
・否定疑問文
・付加疑問文
・準否定
・完全否定・部分否定・二重否定

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