【原因の前置詞の概念】
原因の前置詞にはfor, from, with, out ofがあります。
forは「 ~ の理由で 」「 ~ のため 」「 ~ のせいで 」 、fromもほぼ同じ意味の「 ~ のために 」「 ~ の結果 」「 ~ によって 」 、withは「 ~ のせいで 」「 ~ のゆえに 」「 ~ のために 」 といった意味を表します。最後にout ofですが「~から生まれて」「~によって」「~から作り出して」といった意味を表します。いずれも似た意味となりますがそれぞれに特徴があるので例文で理解していきましょう。
《例》原因の前置詞forの使い方
I can’t see anything for the fog.
(私は霧のため何も見ることができません。)
forには交換、代価、代償といった意味合いからくる原因などに主に使われています。またforは前という意味合いもあるため「霧の前で=霧のため」と解釈できます。
《例》原因の前置詞fromの使い方
Theys uffer from hunger.
(彼らは飢餓で苦しんでいます。)
fromはsufferやbe tiredといったネガティブな原因となる時に使われる傾向があります。fromは元々、起点となる意味があるので原因もその起点ととらえることができます。
《例》原因の前置詞withの使い方
I was in bed with a cold.
(私は風邪をひいて寝込みました。)
風邪という原因を表しています。withには手段、方法などといった意味もあります。
《例》原因の前置詞out ofの使い方
I helped them out of kindness.
(私は親切心から彼らを助けました。)
outにはそもそも中から外へ向かう意味があります。したがって中にある原因が外に出てくるといったイメージを表します。
【前置詞の種類】
前置詞は使うシーンによって多くの意味を持ちますのでそれぞれの目的別に前置詞を理解していくことが効果的です。
・場所:at, on, in
・方向:for,to, from
・垂直方向:above, over, below, under
・水平方向:before, in front of, after, behind
・運動の起点:from, out of
・運動の方向:up, down, along, across
・離れた状態:from, off, out of
・通過:across, through, past
・時間:at, on, in
・期間:for, during, in
・期限:before, till(untill), by
・目的:for
・結果:to, into
・原因:for, from, with, out of
・理由:for, because of, on account of, owing to, due to
・道具・手段:with, by
・材料:from, of, out of, with
・様態:with, in, at
・分離:of, from
・包含:between, among
・起源:of, from
・優越:above, over, beyond
・劣等:below, under, beneath
・関連:about, of,on, over
コメント