【結果の前置詞の概念】
結果の前置詞にはtoとintoがあります。to 自体はよく使われる前置詞でまた多くの意味も持ちます。結果だけでなく方向や到達、範囲と限度、結合と追加、適合と一致、比較などもあります。結果の前置詞として使われる場合は「・・・だったので~となる」という意味となります。またtoは前置詞ではなく後ろに動詞のくる不定詞としても使われます。後ろが名詞や動詞のing形の動名詞だと前置詞、後ろが動詞の原形だと不定詞としっかりと理解しましょう。intoは変化の結果として「~へ変わって」「~になって」という意味になります。なおintoは他には「~の中へ」という方向の意味もあります。
《例》結果の前置詞toの使い方
To my surprise, my son passed the exam.
(驚いたことに私の息子は合格しました。)
試験に合格したことに対する結果として驚いたことを表しています。
I was moved to tears.
(私は感動して涙が出ました。)
感動したことに対する結果として涙がでたことを表しています。
《例》結果の前置詞intoの使い方
The rain changed into snow.
(雨が雪に変わりました。)
雨が変化した結果、雪になったことを表しています。
I translated English into Japanese.
(私は英語を日本語に翻訳しました。)
英語を翻訳した結果を表しています。
《例》結果の前置詞to とto 不定詞の違い
不定詞:I woke up to find it was snowing.
(私は目が覚めてその結果、雪が降っていることが分かりました。)
不定詞にも結果を意味する使い方がありますがtoの後は動詞の原形です。
To my knowledge what we discussed is true.
(私の知る限りでは私たちの議論は正しいです。)
結果の前置詞toは程度を示す慣用表現などにも使われます。
【前置詞の種類】
前置詞は使うシーンによって多くの意味を持ちますのでそれぞれの目的別に前置詞を理解していくことが効果的です。
・場所:at, on, in
・方向:for,to, from
・垂直方向:above, over, below, under
・水平方向:before, in front of, after, behind
・運動の起点:from, out of
・運動の方向:up, down, along, across
・離れた状態:from, off, out of
・通過:across, through, past
・時間:at, on, in
・期間:for, during, in
・期限:before, till(untill), by
・目的:for
・結果:to, into
・原因:for, from, with, out of
・理由:for, because of, on account of, owing to, due to
・道具・手段:with, by
・材料:from, of, out of, with
・様態:with, in, at
・分離:of, from
・包含:between, among
・起源:of, from
・優越:above, over, beyond
・劣等:below, under, beneath
・関連:about, of,on, over
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