世代別お薦め英語学習方法:専門学校生

世代別お薦め英語学習方法

【専門学校生が英語を学ぶ目的】
専門学校に進学する方は高校卒業生の24%(2020年度)となっています。
専門学校といってもその分野は多岐にわたっています。また業種によって大卒が有利な分野、専門学校卒が有利な分野、どちらも努力次第で活躍できる分野などがあります。

●大卒以上が有利な分野
医師 薬剤師 弁護士 裁判官 検事 大企業総合職 教員 国家公務員総合職 幼稚園教諭

●専門学校卒が有利な分野
デザイナー ゲーム制作 プログラマー 服飾 理容 美容 調理師 製菓 整備士 鍼灸

●大卒・専門学校卒どちらでも目指せる分野
キャビンアテンダント グランドスタッフ ホテルスタッフ ツアコン 国家公務員一般職 理学療法士 診療放射線技師 介護福祉士 看護師 管理栄養士 中小企業

英語の技能は程度の差はあってもすべての業種に必要になります。その大きな理由は訪日インバウンドの増加です。コロナ禍がおさまれば円安によって多くの訪日旅行者が増加します。観光業、ホテル業などはもちろんのこと接客を伴うあらゆる業種において英語を話す場面は不可避となります。また接客を伴わない分野でも英語は必要です。調理の世界で本場の料理を学ぶためには外国語(英語 フランス語 イタリア語 中国語など)が必要です。IT関係も英語の知識がないと最新のテクノロジーを理解できません。今後も日本は少子高齢化によって国内産業はますます衰退していきます。だからこそ以前の記事で紹介した「インバウンドの増加」「日本企業の衰退と円安」は切実な問題ではありますが新たなチャンスにもなります。その際には大卒か専門学校卒は関係ありません。英語が話せるか話せないか、ただ、それだけがあなたの目の前の可能性を大きく変えていく要因となっていきます。

【専門学校生が英語を学ぶメリット】
入社時に大卒や専門学校卒でそれぞれの採用をわけていてもその後の人事運用は各自の適性や実力に対する人事考課で決まります。ブランド力のある有名大学の恩恵は就活まででありその先は学歴に関係なく同期すべてと相対評価されてランクづけをされていきます。
以前は年功序列であったり特定の大学などであれば実力がなくても自動的にポストがまわってきた時代もありましたが現在、そういった企業はまれです。理由は簡単で優秀でない人材を重要なポジションにするような企業は同業他社との競争に負けて淘汰されていったからです。現在は大卒、専門学校卒関係なく平等にチャンスがある企業が多いです。そのチャンスを生かすためにどんな業種でも役にたつ英語を習得することは卒業後の自分の価値を高める最大のメリットでしょう。職場で生きてくる英語力とはTOEICが高得点とかではなく実際に外国人と会話ができるかどうかです。人事も英語を話せる人材かそうでないかであれば間違いなく話せる人材を採用します。また昇進させるにあたっても同じ実力であればこういった技能に秀でた人材を優遇します。私は人事の仕事の経験もあるのでこの点は断言できます。専門学校生は入学したらすぐに就職を意識せざるを得ません。そのための準備に英語力を磨くことは将来の可能性を大きく広げる武器となります。

【専門学校生の最も効果的な英語学習方法】
専門学校生が英語を使う場面は主に接客現場が想定されます。民間英語資格試験(英検、GTEC、ケンブリッジ英語検定、TEAP、TEAP CBT、IELTS、TOEFL iBT)は就活までは効力をもたらしますが実際の現場に立ったら英会話力が求められます。接客における英会話は基本、中学生で習う文法や単語で十分、対応できます。あとはそれぞれの業種の専門用語をマスターしておけば誰でも英会話はできます。ではなぜ、できないのでしょうか?それは圧倒的に英語を「話す」「聞く」体験がたりないからです。
今までは英語を話す機会は留学や英会話スクールに通わなければなかなか経験できませんでした。それには時間や経費がかかり気軽にできる学習法とはいえません。しかし現在は英会話オンラインレッスンのおかげで誰にでも好きな時間に低コストで英語を話す体験ができるようになりました。以前の記事でご紹介した「英語が苦手な方でも始められるオンライン英会話」で詳しく説明しています。
このオンライン英会話で外国人と英会話の雑談をしていけば実際の現場で外国人と接客する際に自然と英会話がでてくるようになります。言語は頭で考えているうちは身についていません。反射的に言葉がでてくるためには実際で英会話をする経験を増やすしか方法はないのです。

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